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1994年

1995年1月17日までの本山写 真室 再建後パーティー●こちら

第一部もてもて分析  



 年齢不詳、どこにでも佐々木ゼミとあればシュッボツするなぞの人物。そして佐々木ゼミの女性陣から絶大なる人気者。「ゆたかちゃん」「ゆたかさん」とか呼ばれる元祖アイドル。不思議な存在だった。岡本駅で途中下車して、まぶしいくらいの甲南女子大生を横目でおいながら、本山写 真室へ向かう。その横の路地おくに、アイドル奥村豊さんの城がある。木造2階建て、1階部分は暗室で、2階部分に2部屋と狭いながらも台所とトイレがある優良物件。


 当時佐々木ゼミでは、新ゼミ生のためのゼミ紹介ビデオ撮影がおこなわれていて、それを編集作業するのがここ奥村さんの城だった。このゼミ紹介ビデオから、「奥村旅館」を知り、お世話になる人が増えるのである。打ち合わせが終わる頃、おもむろに奥村さんが「ごはんでも」と誘ってくれる。岡本の歓楽街を歩くと甲南女子大生がなんと!奥村さんにほほえみかけるじゃぁ、あ~りませんか。「アイドルなんだ。奥村さんは」と実感する瞬間。


 カメラバック抱えたセサミストリート人形ではなく、カメラをもった人寄せパンダなのだ。そんな南女の女の子に一礼して立ち去る姿は、高倉健さんのようにも見えたのだ。居酒屋で晩ご飯とお酒をふるまってくれた奥村さん。今流行の話しにはめっぽう強く、映画の話しでは右にでるものなし。写 真を撮らせればなく子もだまる七五三。まるっこい体形とまるっこいしゃべり方、そして聞き上手ときている、女の子がほろっとするらしい。まるで寅さんだ。


 そこで、奥村さんの女性体験なんて聞きたいなぁと。「ボクは関学中高で男ばっかりで」なんてうまい具合にかわされる。「佐々木ゼミにはきれいは女性が多いですよね」なんてエサにも、「ボクは恋愛相手にされてない」と。今から思うとアイドルゆえにホントのところは語れないふかぁいわけがあったのだが。

 お酒も入り、帰るつもりが奥村さんの城でまた話しこむ。ついつい居坐ってしまって、いつしか奥村旅館で再度宴会がはじまるのである。


「この部屋にはねぇ、西宮のサリーさん(8期)と、、」「え、その方も佐々木ゼミですか?」「そう」「佐々木ゼミってリリーさんとか横文字の人多いですよね」。それならと「俺は明日からリチャードにしよう」と言っていたアロハに雪駄 姿のヤンキー森田くん(14期)は、今ではほんとにロンと本物のヤンキーにニューヨークで言わていたりするから人の人生とはおもろい。
「ジョン(12期)、ミッキー(9期)、ダックン(10期)もいるよ」
「そんなにハーフの方が」
「そのサリーさんに恋してる平野くん(8期)がね、ここ奥村旅館のぬ しみたいなもんで、よく泊まりにくるんだ。彼奈良だから、西宮まで夜、彼女をおくると帰れなくなってね、うちに来るの」と。


  やさしく語りかけるように話す奥村さんはヨーダのようだ。 「サリーさんって、魔法使いサリーちゃんですか?なんでサリーさんなんです」 ここで登場するのが、あのマル秘、ゆたかアルバム!!なんとカワイイ女の子の写 真だらけ。まぁ写真屋さんなので当たり前と言えばあたり前?関学生だけでなく、アルバム製作してる南女の子から幼稚園の先生まで、スーパーアイドル奥村さんはファンからおくられた写 真を大切にアルバムにしているのです。


「サリーさんきれいな方ですねぇ」「え?タイプ?」ほんと奥村さんはうまいこと話しを聞き出します。「で、その彼がこの人。平野くん」「奥村さんに似てるやん。類は友を呼ぶ」そしたら平野さんもアイドルやろか?「平野くんのお弁当はいつも豪華で、たくさんの果 物が入ってて、それを関学中高等部時代貰っててん」そうか、アイドル奥村豊さんも山口百恵さんのようにまずしかったんや。下積み時代やなぁ。だから人の悲しい話しを心から相づち打てるんも、こうした隠れた過去があるからなんだと。


  こうして奥村旅館の夜は過ぎていく。その時どきの会話には、ヤンキー森田くんがいたり、ボクから観たら同じタイプのかんちゃんと芝田くんがいたり、高田くんがいたり、なぜかいつもいる御堂さんがいたりする。ヤンキーの森田くんは第二の平野さんになりミーちゃんを送っていった週末の夜は奥村旅館に宿泊となった。「ミッキーデェーす、奥村さんいるぅ」どんどんドン。夜中2時頃、大日本軍団を引き連れてやってくるミッキーさんは、くろうと受けするもうひとりの佐々木ゼミアイドルだ。なんと歌をうたってしまう。朝5時に起きて、台所で朝しゃんして「奥村さんまだ結婚せえへんのぉ?」と言いながら出社する。


  ミッキーさんの質問に、答えにもなっていないなま返事をしてまた寝入る奥村さん。佐々木先生の奥様からは「奥村さんみたいないい方に、どうしてステキなお相手が、、、」と心配され、わが同期の女の子さっちからは「まことやりゅうちゃんが奥村さんとこ行きすぎるからあかんねんで。みんな知らん顔したら、さびしなってもて、彼女でもつくるよ」と僕たちが説教される始末。


「それがプレッシャーなんよ」と言いつつスーパーアイドル奥村豊は、むかしのまんま。大好きな映画を観て、いまだに子どもみたいにカレーが大好きで、ビデオと本に囲まれながらの生活。時々、サリーさんやリリーさんちへおじゃまして、ごちそうにまでなる。ここにアイドルの王道みたり。アイドルは歳はとらない、人気は衰えない。衰えるどころか、あっちゃん、さやちゃん、みりちゃんみきちゃんとファンの女性の子どもたちにまでに支持される。すごいのである。
つづく→

 
 

 


ゆたかさんのまわりには必ずかわいい女の子が

奥村さんの部屋には女の子も遊びにきます。下宿人3名

なにがあんなに楽しかったのか、、ばかさわぎの佐々木ゼミ


あぁ、この部屋はもうありません。ざんねんなのだ


豊さんはおじゃまするのも得意です、ミッキー&リリーさん宅



奥村さんの強力後援会、平野さんとサリーさん



奥村ゆたかファンクラブ会員番号1番サリーさん2番アッちゃん、
3番真由ちゃん5番由佳ちゃんです





仕事中の奥村さん、ダイハツ工業PR誌の撮影です



「わたしはだれでしょう







©Paradiso co.,ltd.2009  大切な佐々木ゼミの歴史です、取り扱いにはご注意を。無断転載を禁じます。 2010年4月5日